[令和6年度 学校日記]

リーディングDXスクール事業 11/13校内研修から②

2024年11月22日 08時28分
リーディングDXスクール事業

 午後からは、6年生児童が体育の時間に、HADO(Eボール運動 ネット型)に取り組みました。

「HADO」は現実世界を舞台にエナジーボールを自らの手で放ち合うARスポーツです。頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着して行います。自らの手でエナジーボールやシールドを発動させ、フィールドを自由に移動し、仲間と連携しながら対戦を楽しむことができます。ルールはシンプルながらも攻守の戦略は無限に広がっていきます。日本発のARスポーツ「HADO」は世界中に広まっており、現在 39 カ国以上の国々でプレイができ、世界で 350 万人以上の人が「HADO」を体験しており、その競技人口は日に日に増加しているそうです。

 運動を積み重ねる中で、どうすれば得点が増えるのか、どうすれば相手のボールをうまく避けられるのかなど、チームの特性に合わせて対話を積み重ね、より良い戦術を立てようと、データを分析しながら対話を深めていきました。

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 研究協議・指導助言

 各学年の取組発表の後、「HADO」を中心に研究協議が行われました。事前に、オンラインホワイトボードツールを活用して視点に基づき各自の意見を入力しておいた情報を活用して意見交換していきました。

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 指導助言

【鈴木先生から】
・未来を感じる授業だった。これから目指していきたい体育の授業のモデルになる。
・教師が教える授業→ゲームが教える授業に
・シールドをどう活用するか。戦術的理解が高まっていけば、ゲームが面白くなっていく。
・「どのように協力するか」ということにフォーカスを当てると、更に話合いが深まったのではないか。
・ルーブリックの見直し。作戦を2つ考えたからいいというわけではない。
・まだまだ、個人での戦術になっている。集団でやっていくときにどのような戦術にするか。
・全ての児童が同じように授業に参加できる。HADOは、「違いをこえて運動を楽しむ」ことができる。
【平井先生から】
・「よりよい授業」には答えがない。学びの日常化を。一人一人がやりたくなるような授業を。
・「みんな一緒、みんな同じ」を問い直す。「児童一人一人」が主語。協働することを決めるのは誰か。
・子どもが自ら学習を調整できるように。今の授業で自ら学習を調整できる場面はあるか。
・自己決定の場をもたせる。でも、見通しが持てなければ学べない。
・ルーブリックも手引きも提示すればいいわけではない。子どもたちがきちんと理解できるものになっているか。
・いつでもつながる・いつでも見える環境。(例:コミュニケーションツールなどを使って)
・学習の基盤(例:ことばの宝箱ファイル)情報活用能力とは? 問題解決・探求における情報活用…情報収集は教科書から。教科横断的に。
・「深さ(本質)」と「広さ(多様性)」を追い求め、探求し続けていく。

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