[令和8年度 学校日記]

5年生 1学期の実践から  子どもが主語の探究を目指して「ただいまプロジェクト ~大切な人を守る防災~」

 夏休みも残すところ後1週間となりました。まだまだ暑い日が続いています。9月1日には、2学期の好スタートが切れるように、体調を整えながら残り少ない夏休みを楽しんでください。

 今回は、四国中央市GIGAスクール運営支援センター、GIGAスクールサポータが連携し、四国中央市の先生方・子どもたちがちょっぴりワクワクするような情報を発信してくださっている「 GIGA×CHU!」に掲載されている川之江小学校5年生の実践を紹介します。

「 GIGA×CHU!」のサイトからの転載です。

 本実践は、担任の先生やアドバイザーの先生が協働し、子どもたちの姿を丁寧に見取りながら、探究のプロセスを支えています。

 5年生の総合的な学習の時間では、「防災について学ぶ」のではなく、「大切な人を守るために何を知り、何をすればよいのか」を探究しています。
 導入では、東日本大震災で津波被害を受けた石巻市の大川小学校とオンライン交流を行いました。交流後、子どもたちは感想を基に自由に話し合い、「ただいま」「守る」「備える」などのキーワードから、「ただいまプロジェクト~大切な人を守る防災~」というテーマを自分たちで決定しました。

 その後、「大切な人を守るために何を知る必要があるのか」を考えながら探究課題を設定しました。しかし、多くの子どもたちは「避難場所」や「防災バッグ」など、調べる内容を課題としてしまい、課題設定に苦戦しました。そこで、防災倉庫の見学や南海トラフ巨大地震の被害想定映像の視聴を行い、「もし本当に地震が起きたら、大切な人を守れるだろうか」と問い返しました。すると、「今の自分では守れない」「もっと知る必要がある」という必要感が生まれ、「何を調べるか」ではなく、「大切な人を守るために何を知る必要があるのか」という視点で課題を見直す姿が見られました。

 また、毎時間Googleスプレッドシートで振り返りを蓄積し、先生方は子どもたちの考えや変容を見取り、翌時間の導入で共有しました。振り返りを次の学びにつなげることで、子どもたちは自分の問いを更新しながら探究を進めています。1学期中に、それぞれの探究課題に基づいて南海トラフ巨大地震について資料や動画から情報を収集し、整理・分析を行いました。整理・分析に苦戦する場面もありますが、方法を全体で確認しながら学びを深めています。

 夏休みには、学んだことを「守りたい人」に伝え、「守ります宣言」を行う予定です。これからも「防災を学ぶ」のではなく、「大切な人を守るために学ぶ」という目的を大切にしながら、子どもたちは自分の問いを更新し、探究を深めていきます。