1年生の授業実践から
2024年2月28日 20時05分生活科「ふゆのことをつたえよう」の授業から
同じ単元の同じ授業場面でしたが、学級の児童の実態の違いから指導や支援に違いがあり、大変勉強になりました。
「テントウムシを見た」との児童の発見から、「冬にはテントウムシはいないはずなので、今は、春?冬?」(1月下旬から2月中旬の実践)という課題意識が高まった。証拠を見つけて、報告し合うことに。
「これは、ビオラの花です。ポケット図鑑で、冬の花と書いていました。だから、冬です。」「これは、桜の木です。葉っぱがないから、冬です。でも、つぼみをみつけました。春の準備をしていると思います。」基本的な発表の仕方を確実に定着させる事が主目的で、みんなの前でグループごとに発表をしていました。その後、発表を聞いて、自分たちの考えを深めたり、他の班の発表に対しての感想をまとめたりしていました。
別のクラスでは、伝え合う活動の際に大切にすることを指導した後、児童一人一人が主体的に活動することに重点を置き、「隣同士で」「朗読ペアと」・・・などと指定された相手と発表・意見交流した後、さらに自由に交流を行っていました。
さらに別のクラスでは、グループ内で発表役と聞き役に分かれ、聞き役の児童がすべての班の発表を聞いて回り、終わると発表役と聞き役を交代して・・・という形態での発表・意見交流を行っていました。他のクラスの授業の良いとこどりのような、発表会でした。
授業スタイルがクラスによって違っていましたが、各クラスの児童の実態の違い、身に付けさせたい力の重点の置き方の違いから生じたものです。
これまでの実践から、以下の順での交流が有効と思われます。
①同じテーマの人同士で意見交換する。
※ ここは、見習おう この考えを付け足そう こんなことも見つけたので、参考にしてね
②次は、違うテーマの人同士で意見交換する。
※ 見分を広める 内容以外のよさに気付く