1学期の実践から 3年・国語 「四国中央市GIGAスクール運営支援センターポータルサイト」で紹介されている授業実践
2025年8月31日 09時53分いよいよ、2学期がスタートします。楽しく充実した夏休みになったでしょうか。2学期も、クラスのみんなとつながり、学びを深めていきましょう。不安なことや相談したいことがあるようでしたら、担任などに声をかけてください。
今日は、「四国中央市GIGAスクール運営支援センターポータルサイト」で紹介されている授業実践を紹介します。以下は、そのサイトからの転載です。
川之江小学校3年竹組、国語科「こまを楽しむ」の授業をご紹介します!
3年竹組の単元目標は、「せつ明文たんていになって、筆者の考えやせつ明の工夫を読み取ろう」というもの。子どもたちはこれまでの学習で、「はじめ」と「おわり」から「中」の内容を予想したり、文章の構成を考えたりと、まるで探偵のように筆者の意図を読み取る活動を積み重ねてきました。
そして迎えた本時のめあては、「いちばん遊んでみたいこまとその理由を考えよう」です。授業の前半では、まずこれまでに調べてきた問い①「どんなこまがあるか」、問い②「どんな楽しみ方があるか」について、クラス全体で確認しました。子どもたちはこれまでの探究の成果を活かしながら、意見を整理していきました。

続いて、いよいよ自分の考えを深める活動へ。子どもたちは教科書に出てくるこまの中から遊んでみたいものを3つ選び、ピラミッドチャートで3位までランキングを決定。発表の前には、先生が提示した「伝え合いのヒント」や「話し方・聞き方ルーブリック」を確認し、自由交流で活動を展開!「わくわくワード」を使って、友達と感想や質問を交わし、自分の考えと似ているところや違うところを見つけながら、活発な対話が生まれていました。
あえてランキングの上位3つまでを共有し合うことで、1位と2位で迷った思いを共感し合える仲間との対話が生まれ、学びがより深まったように感じました。

自由交流の後、子どもたちは、3竹ランキングと筆者が教科書で紹介しているこまの順番の違いに気づき、「なぜ、筆者はずぐりを最後に説明したのか?」という新たな問いを立て、さらなる課題に挑戦していく予定です。
こうした活発で温かい学びが生まれている背景には、日頃から先生が大切にしている子ども同士の関係づくりや、安心して意見を伝え合える支持的な学級の風土があります。子どもたち一人ひとりのつぶやきや迷いを丁寧にすくい取り、学びに変えていく先生の姿勢、そして「自分の思いを大切にしながら、友達の考えにも耳を傾ける」子どもたちの姿が印象的でした。